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就職を機に親元から離れる方へ 第1回 生活の準備手続き 印鑑の準備

2020/11/05 ひとりぐらし
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初めての就職、しかも親元を離れて初めての一人暮らし。就職先が決まったら、何をすればいいかわからない・・・という方のために、様々な手続きについて、解説いたします。

第1回目は、生活の準備手続きとして、「印鑑の準備」について説明いたします。

一人暮らしをする際に、印鑑を三種類用意しておく必要があります。

実印
マンションなど住む場所を借りる場合、賃貸契約を結びます。その際、認印ではなく実印が求められる場合もあります。
印鑑を実印にするには、住民登録している市区町村窓口で「印鑑登録」の申請を行う必要があります。
登録申請にあたっては、登録する印鑑と運転免許証やパスポートなど、顔写真のついた公的に身分証明できるものを持参します。
健康保険証などでも登録申請はできますが、登録までに時間がかかります。
印鑑登録をする前に、申請する市区町村窓口に電話をして、手続きに何が必要かを直接確認してから申請すると間違いが無く確実です。
印鑑登録をした後、転居したら印鑑登録の住所変更手続きも忘れずにしておきましょう。

※留意点
・家族などが既に登録した印鑑は実印として登録することはできません。
・印影が8ミリ四方の枠より小さなもの、25ミリ四方の枠より大きなものは登録できません。
・100円ショップなどで販売されているものは、大量生産で同じ印影のものが多く存在するため、自治体によっては登録が認められない場合があります。

銀行印
お給料を振込んでいただくために、預金口座の開設が必要です。その預金口座を開設するには銀行印が必要となります。
銀行印は口座を開設する際に銀行に持参します。また、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等、顔写真のついた公的に発行されたものが必要です。
また口座の開設は紙の通帳を必要としないスマートフォンアプリなどもありますので、自分が開設したい銀行のホームページで事前に調べましょう。
既に口座を持っていたとしても、職場によっては給与の振込みの金融機関を指定している事もありますので、就職先に確認しましょう。

認印
認印とは、印鑑登録していない印鑑のことを指しますが銀行に届出している銀行印も除いたものとして認知されています。認印の用途は、出生届、婚姻届・離婚届、公的な届出書、(転入届や転出届など)、住民票の申請、戸籍謄本の請求、国民健康保険の手続き、国民年金の手続き、郵便の転送(転居届)、会社提出書類(扶養控除等申告書・雇用契約書・入社誓約書など)、各種保険の手続きなど多岐にわたります。

※実印・銀行印・認印を別々にする理由
一言でいえばリスク対策です。
実印、銀行印、認印をひとつにまとめることは可能ですが 万一紛失や盗難にあった際、被害のリスクが一気に高くなります。 それぞれの用途に応じてリスクを分散しておくほうが無難です。もちろん印鑑の保管場所も一括保管せず、分散しておきましょう。

監修者

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長谷 麻央

株式会社ハーモニック キャリアアドバイザー

《略歴》

タレントマネージャーとして5年の経験を積んだ後、
看護師専門人材紹介コーディネーターとして13 年間務める。

2021年から現在にかけて、ハーモニックでキャリアアドバイザーとして多くの求職者に貢献中。