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【歯科衛生士必見】履歴書の書き方と気を付けたいこと

2023/03/16 歯科衛生士の方向け
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歯科衛生士の資格を取得し、歯科クリニックなどの求人に応募する際には履歴書が必要になります。履歴書には今までの経歴や保有している資格のほかに、志望動機(応募動機)や自己PRを記入します。

ここでは、歯科衛生士が履歴書を記入する場合に、押さえておきたい項目と書き方について紹介しています。これから履歴書を記入する方、将来的に履歴書を書いて求人に応募する予定の方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の履歴書の項目と書き方

歯科衛生士の履歴書は、一般的な求人応募用の履歴書と同様の形式になります。日付・氏名・証明写真・住所の順番に項目を埋めていきます。詳しくチェックしていきましょう。

日付の欄

履歴書の一番上にある日付の欄は、提出日(郵送する日)にしましょう。記入日を書いてしまうと、採用担当者が閲覧するまでに日にちが空いてしまう可能性があるためです。履歴書はできるだけ新しい情報を新しいまま届ける必要があります。

直接面接などで応募先に持ち込むときは、面接日(持参する日)を記入してください。

生年月日の欄

履歴書の記載では、生年月日の欄と学歴・職歴の欄をそれぞれ和暦・西暦のどちらかに統一しましょう。生年月日を西暦で書いたら、学歴・職歴の欄も西暦で記載しましょう。

住所の欄

住所は都道府県から番地、マンション名と号室まで正式名称で丁寧に書きましょう。住所を省略してしまうと、採用されたときに書類がスムーズに手元に届かない可能性があります。

証明写真の欄

証明写真は、履歴書の写真貼り付け欄のサイズ規定に合わせて撮影します。背景は白か水色、髪型はすっきりとさせて顔の輪郭が隠れないものがベストです。

履歴書用の写真にはスーツや髪色、メイクなどいくつかのルールがあるため、不安な方はスーツ着用のうえで証明写真用の撮影スタジオを利用するとスムーズです。

学歴・職歴の欄

学歴の欄には「学歴」と1行を使って書き入れ、職歴にも同じように1行目に「職歴」と記入します。学歴と職歴のあいだは空白行を設けてください。

職歴が多い方は、学歴の欄を高校生から書き入れることができます。入学が書き込めない場合は卒業からでも可能です。

在学中の方、在職中の方は行の最後に「現在に至る」を書き入れてください。退職済みの方は、最後の勤務先を書き込み、その横に右寄せで「以上」と書きます。退職予定の方は、最後の勤務先を書き込み、「○月末退社予定」としてください。

免許・資格の欄

歯科衛生士に関わりの少ない免許でも、自分自身をPRできそうなものはすべて書き入れてみましょう。運転免許は、施設での往診や口腔ケアを行うような環境では必要になる場合があります。

関連記事「歯科衛生士の国家資格はどのように取る?試験の難易度や対策方法を解説

志望動機の欄

志望動機は、まず応募先の医療機関や施設に対する思いを先に書きます。次に、将来の自分自身の姿も踏まえて動機を深めていきましょう。

内容は率直に、歯科衛生士としての仕事への期待感や向き合いたいという気持ちを書き入れます。丁寧な字で書くことで、落ち着いた状態で気持ちを述べていることが相手に伝わります。

ただし、「安定した仕事だから」「家から近いのでここでいいと思ったから」など、率直すぎる自分目線の意見はわがままな印象に受け取られてしまいます。

自分目線の動機ではなく、相手が読んで失礼のないように文章を整えます。クリニックや医院の方向性や病院の概要、あいさつのページを読み込んで、共感ポイントを探しながら志望動機につなげてみてください。

文と文の間は狭すぎず、適度に間隔を空けます。やや間が空くことで読みやすくなり、読み手への配慮として伝わります。文章の最後は「よろしくお願いいたします」と書いて締めましょう。

自己PRの欄

自己PR欄が用意されている履歴書では、志望動機とは別にして自分自身の強みや魅力を書き入れましょう。ここでも、「やる気だけはあります」など、自分目線での書き方にならないように注意してください。

「私の長所は、やる気があることです」だけでは他の応募者と差別化ができないため、「モチベーションを保ったまま途中で投げ出さない」など、複数の長所をつなげてみましょう。そして、応募先の医療機関や施設にとって、どのような人材としてどのように活躍できるかを中心に記入します。

スキルや経験がある方は、今までに経験したことを踏まえて「強み」としてアピールします。他の人にはない経験によって得た強みをしっかりとアピールしましょう。

こちらの記事ではどのような人が歯科衛生士にむいているのか詳しく解説しています。履歴書を書く際の参考にしてください。
関連記事「歯科衛生士はやめとけ?気になる仕事の全貌を解説

本人希望欄

履歴書によっては、「本人希望記入欄」と書かれているものもあります。これは、待遇や給与に関する部分です。パート勤務の方は、休める日や勤務可能な時間が限られている場合があるため、この欄に記入を行います。

歯科衛生士の履歴書を書く際の注意点

ここからは、歯科衛生士が履歴書を記入する際の注意点を5つに分けて紹介します。

①時間に余裕をもつ

履歴書の記載は、日付から本人希望欄まで細かくルールが決まっています。慣れない方は、初めての履歴書の記入に戸惑うかもしれません。

履歴書の準備はギリギリではなく、余裕のある段階から始めましょう。手書きの場合は少しずつ書き入れていくなど工夫をしながら準備を進めていくと安心感があります。

②訂正印を使わない

履歴書は公的な書類ではありませんので、訂正印の必要はありません。印鑑を押す欄も設けられていませんので、印鑑の準備は不要です。

③空欄を全て埋める

履歴書は、空欄の数が少ないほど充実した人物とみられる傾向にあります。学歴や職歴は限りがありますが、自由記入欄である志望動機や自己PRは、空白の部分ができるかぎり少なくなるように記入しましょう。

④略語を使用しない

略語は、正しく意味が伝わりづらい可能性があるため使用を控えてください。履歴書は採用担当者が直接目にするものであり、担当者によっては略語が通じない場合があるためです。

たとえば「〇〇県立○○医療福祉大学」という正式名称を「○医福大」とすると、どの医療福祉大学を指しているのかがわかりづらく、面接当日に説明の手間がかかります。

住所についても同様に、「A市B区C町2条3丁目4番5号」と書くところを、「A市B区C-2-3-4-5」などと書くと、面倒な作業を省きがちな人というネガティブな印象を与える可能性があります。

⑤手書きが推奨される場合がある

「面倒な作業を省く人」というネガティブな印象は、略語に限らず与えないようにしたいものです。履歴書を印刷ではなく手書きにすることによって、きちんと作業をこなせる人というポジティブなイメージに繋がります。

履歴書の記入については、応募先から「手書きのみ」と指定が入る場合もあります。指定がなければ印刷形式でも問題はありませんが、あえて手書きで丁寧に書くことで個性が出しやすく、作業を投げ出さずに遂行できる長所をアピールできるでしょう。

手書き中のミスは、修正テープや修正液は使わずに、新しい履歴書に書き直すのがベターです。修正箇所の多い履歴書は別紙に書き直す手間をかけていないため、ネガティブな印象を与えてしまいます。

歯科衛生士の志望動機をどのように書く?

歯科医衛生士の志望動機は、以下の3点をまず意識してみてください。

  • 応募先を選んだ理由
  • 自分の将来の目標
  • キャリアアップなど

ポイントとしては、将来の目標を先に書くのではなく応募先への応募理由を先にするほうが好印象を与えられる可能性があります。「応募先を志望する自分」というスタンスで履歴書を書くことで説得力が加わります。

将来の目標やキャリアアップについては、応募先を選んだ理由よりもやや少ない分量で書くようにします。曖昧な理由ではなく、きちんと目標をもっているかどうかで印象が変わります。

次に、志望動機のなかでも特にありふれている「貴院の理念に共感した」というフレーズは、本意ではないと取られかねないため避けたほうが良いでしょう。

理念といってもどの部分なのか、どのように共感し、自分自身は何ができるのかを深掘りしながら説明すると、個性的な志望動機になります。

歯科クリニックやその他の医療機関・施設には、それぞれ理念のほかにオリジナリティや診療方針があります。患者さんのことを第一に考えているクリニックであれば、「患者さんへの想いは自分自身も同じくしているため、貴院を志望した」というように、魅力に感じた部分を取り上げることが大切です。

職務経歴書は必要?

一般企業と同じく、歯科衛生士の応募にも職務経歴書が必要です。学生さんの場合は職務経験がなければ記載する必要はありません。

職務経歴書には、職歴・具体的に経験した業務・学会やセミナーなどへの参加実績を記載しましょう。勤務先の来院患者数やユニット台数、業務時間なども記載してください。

職務経歴書は職務に関する情報を網羅するものです。志望動機や自己PRの欄がありますが、履歴書とまったく同じ内容ではなく、さらに具体的に内容を記載しましょう。

たとえば、「(以前勤務していた)クリニックではチーム医療を重視しており、コミュニケーションをこまめに取って意思疎通、報連相を心掛け、ミスを減らしていた」などと書くことで、工夫する力やコミュニケーション能力がアピールできます。

履歴書は早めに準備しておこう

今回は、歯科衛生士が求人に応募する際の履歴書の書き方について紹介しました。日付や証明写真に関するポイントはしっかりと押さえつつ、他の人材と差別化できる自己PRや応募動機は、自分自身の素直な気持ちを込めたいもの。履歴書の内容は、提出の直前にならないように早めに仕上げておきましょう。

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監修者

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長谷 麻央

株式会社ハーモニック キャリアアドバイザー

《略歴》

タレントマネージャーとして5年の経験を積んだ後、
看護師専門人材紹介コーディネーターとして13 年間務める。

2021年から現在にかけて、ハーモニックでキャリアアドバイザーとして多くの求職者に貢献中。