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歯科衛生士の経験が活きる転職先や注意したいポイントを解説

2023/07/31 歯科衛生士の方向け
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「歯科衛生士の経験が活きる転職先を知りたい」
「歯科衛生士だが異業種にも転職はできるのか?」
「転職において注意するポイントを知りたい」

このようにお悩みの歯科衛生士に向けて、本記事では「経験が活かせる転職先」「異業種への転職で注意すべきこと」「転職を成功させるコツ」などについて解説します。

転職を検討している歯科衛生士はぜひ、最後までお読みください。

歯科衛生士に多い転職理由

歯科衛生士に多い転職理由は以下のとおりです。

  • ライフステージの変化
  • 職場での人間関係
  • 給料の低さ
  • 残業の多さ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ライフステージの変化

歯科衛生士はライフステージの変化を理由に転職する方が多い傾向にあります。
理由として、歯科衛生士は全体の99%が女性であるからです。

結婚や出産、育児といったライフステージの変化は、仕事に対する考え方やあり方を見つめ直す時期といえます。

職場での人間関係

職場での人間関係を理由に転職する方も少なくありません。
歯科衛生士は女性が多い職場であるため、長年勤務している先輩やお局様とうまく付き合っていくスキルを求められる場合があります。

仕事ができることよりも、人間関係が円滑になるよう場の空気を読んだり、先輩を立てたりといった付き合い方が重要とされる場合もあるでしょう。
そのような立ち振る舞いがうまくできず、環境になじめない方は転職を余儀なくされる場合があります。

給料の低さ

歯科衛生士の給料は決して高いとはいえません。
令和3年賃金構造基本統計調査」を見ると、歯科衛生士の平均年収は約390万円です。
また、国税庁の「令和3年民間給与実態統計調査」で報告されている給与所得者5,270万人の平均年収443万円と比較すると、低いことがわかります。

「国家資格は安定している」といわれる一方で、実態は給料が低いのです。
苦労して国家資格を取得したのに努力に見合う給料がもらえなければ、モチベーションの低下につながってしまうことでしょう。

関連記事「歯科衛生士が退職する場合に退職金はもらえる?

残業の多さ

歯科衛生士の仕事は、医院の診察時間内だけとは限りません。
営業の前後に、機材の準備や清掃などしなければならないからです。

また、歯科医院では患者の来院状況によって帰宅時間が左右される可能性があります。
理由として、仕事後に来院したり、予約の時間に遅れてきたりする患者さんがいるからです。
急患を受け入れている歯科医院では、診察時間の終了間際に来院することもあるため、帰宅時間が大幅に遅くなってしまうこともあるでしょう。

定時で退勤したいと思っている歯科衛生士は、残業の多さに嫌気がさし、転職したいと思うようになるのです。

歯科衛生士の経験が活きる転職先

転職するなら、歯科衛生士の経験が活きる仕事を選ぶとよいでしょう。
以下では、資格や経験が強みとなる転職先を紹介します。

歯科助手

歯科助手は歯科衛生士と異なり、医師や患者と直接関わることがあまりない職種です。
歯科衛生士が医療行為を行う一方で、歯科助手は院内の受付業務や事務仕事が多いため、医師との人間関係に悩んでいたり、専門的な業務内容にプレッシャーを感じたりしている方におすすめです。

歯科衛生士としての知識があれば、資格をもっていない歯科助手よりも治療や制度に詳しいため、レセプト業務もスムーズにこなせる可能性があります。
さらに助手の仕事を通して医療系の事務として新たな知識も身に付けられるでしょう。

今の職場での待遇に不満はないものの、上記に悩んでいる方にとっては環境を変えず働き続けられることもメリットといえます。

歯科関連企業

歯科衛生士の経験を活かすと、歯科関連の企業へ転職も可能です。
企業での具体的な業務には以下があります。

  • 商品開発
  • 営業職
  • 歯科関連サービス業

【商品開発】
歯科医院ではさまざまな器具を取り扱っています。
中でも歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスやスケーラーなどは直接取り扱うことが多い器具です。
これらの商品開発分野に参入すれば、知識や経験を活かしてより良い商品の提案ができる可能性があります。

【営業職】
なじみのある器具は使い勝手を熟知しているため、歯科関連の器具を取り扱う企業で営業職の仕事につけば、歯科医院や歯科関連の養成校に向けて商品の良さをアピールできます。

【歯科関連サービス業】
歯科医院の経営コンサルタントや、医療関連のサービスを提供している企業でも活躍できる可能性があります。
企業のメディアで記事作成や原稿の編集などに関わるコンテンツ制作、転職エージェントでのアドバイスなど、幅広い仕事があるでしょう。

歯科衛生士学校の教員

歯科衛生士学校の教員はおすすめの転職先といえます。
理由は以下のとおりです。

  • 教員免許がなくとも歯科衛生士免許があれば働ける
  • 常勤に限らず非常勤でも働ける

歯科衛生士として医院で働いた臨床経験や知識は、これから資格を取得する学生にとって大きく役立ち、後進の育成に貢献できます。
人にわかりやすく教えることが得意・好きな方に向いているでしょう。

また、教員は働き方の自由度が比較的高いというメリットがあります。
先述したように、歯科衛生士は結婚や出産などライフステージの変化によって家庭の時間を優先するために転職する方が多い職種です。
そのため、非常勤で働ける教員は家庭と両立しやすいのです。

このように歯科衛生士学校の教員は知識や経験を活かせるだけでなく、多様なライフスタイルにも対応しやすいため、おすすめできる働き方といえます。

歯科技工士

歯科技工士は、歯科衛生士の知識を活かしつつ技術をプラスできる職種です。
主な仕事内容は義歯の作成や修理となります。
歯科領域では予防が重要といわれているものの、高齢者が増えている我が国の現状を考えると、義歯を必要とする方は必然的に増えると考えられます。

歯科技工士になるためには国家資格を取得しなければなりませんが、新たな技術を身に付け活躍の幅を広げたり、高齢化のすすむ社会でのニーズに答えたりしたい方にはおすすめです。

まったくの異業種への転職は?

結論からいうと、企業側から見てまったくの未経験者を採用するメリットはあまりないといえます。
しかし年齢的に若いのであれば、チャンスはあるのではないでしょうか。

たとえば一般企業では、30歳を過ぎてしまうと何らかの資格や経験を求められることがありますが、20代半ばくらいまでは未経験でも募集しているところは比較的多くあります。

まったくの未経験者でも企業がどのような人材を求めているのかを分析し、どのように貢献できるかをアピールできれば、異業種へ転職できる可能性は十分にあります。

関連記事「歯科衛生士もフリーランスで働ける?主な仕事内容も紹介

歯科衛生士からの転職で注意したいポイント

歯科衛生士から異業種へ転職する際に注意したいポイントを解説します。

ポイント①異業種への転職はハンデがある

あなた以外にも転職希望の方は多くいます。
他の一般企業で経験を積んできた方たちと競い合わなければならず、経験の差がハンデとなるでしょう。

しかし、企業は年配者よりも若手を育成したいと考えている傾向があるため、20代半ばくらいまでの若い年齢(第二新卒)であれば十分に転職は可能です。
未経験の分野で活躍したい場合は、関連する資格を取得したりスキルを習得したりしておくことも重要です。

ポイント②大卒より給料が低い可能性がある

大卒よりも給料が低くなる可能性がある点には注意しましょう。
一般企業では、専門学校卒と大卒で待遇に差をつけているところがあるからです。

歯科衛生士は国家資格とはいえ、最終学歴は専門学校卒です。
異業種への転職では、歯科衛生士の資格をもっているか否かはほとんど関係ありません。
そのため、年下で大卒の同僚よりも給料が低いということも十分考えられます。

ポイント③ビジネスマナーを学びなおす必要がある

歯科医院での勤務経験しかない方にとって、一般企業でのビジネスマナーはあまりなじみがありません。
歯科医院では、上司に歯科医師や事務長などがいるものの、職場はアットホームな空間で職員同士の距離が近いこともあるでしょう。

そのため、基本的な挨拶・言葉遣い・礼節などを一から学びなおす必要があるのです。

転職を成功させるためのコツ

転職を成功させるためにはコツを知っておくことが大切です。
以下で成功のコツを解説します。

コツ①転職の理由を明確にする

なぜあなたは転職したいと思ったのでしょうか?
その理由を明確にしましょう。

  • 金銭面
  • 職場の立地
  • ワークライフバランス
  • やりがいやスキルアップ

上記のように、人によって転職したい理由はさまざまです。
なぜ転職したいと思ったのかを言語化し、リストアップしておきましょう。

コツ②早めに転職活動を始める

先述したように、転職活動は年齢の若さが決め手になることもあります。
同業種への転職であればよいものの、まったくの異業種を考えているのであれば、早めに転職活動を始めましょう。

「転職するなら歯科衛生士の知識や経験をもっと積んでから」と思っていても、転職先はそれらを求めていません。
むしろ、転職先に必要な資格の取得やスキルの習得を優先し、早めに動きましょう。

関連記事「歯科衛生士は何歳まで働ける?平均年齢や定年後の働き方も紹介

コツ③労働条件を確認する

転職先の労働条件を確認しておきましょう。
労働条件とは、主に以下のようなものです。

  • 業務内容
  • 就業場所
  • 業務時間・休憩時間
  • 雇用形態
  • 休日・休暇
  • 給与・賞与
  • 福利厚生

これらの労働条件について、ご自身が納得できるか否かをよく考えてから転職先を選んでください。
そのほか、知り合いが勤務していれば社内の人間関係や社風なども確認しておくとよいでしょう。

コツ④転職サイト・転職エージェントを活用する

いざ転職を検討しても、何から始めたらよいのかわからない方も多いでしょう。
転職サイトや転職エージェントを活用すれば、一から転職を支援してくれるのでおすすめです。
希望する業種が明確であれば、関連する企業に強いスタッフが親身になって相談に応じてくれます。
直接確認しにくい給与・賞与について調べてくれたり、面接の練習や履歴書の添削などを手伝ってくれたりします。

そのほか、ご自身で探しただけでは見つけられない「非公開求人」を紹介してくれる場合も。
転職サイトやエージェントは無料であることも多いため、積極的に活用しておきましょう。

転職に役立つ資格

転職を有利に進めるためには、役立つ資格をもっていることが大切です。
以下では、転職に役立つ資格を紹介します。

日商簿記

日商簿記は簿記検定の中でも良く知られており、取得しておくと就職に有利といわれています。
経理や事務職を目指す方は、積極的に取得しておきましょう。
1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級と5段階になっていますが、3級から受ける方が多い資格です。

一般事務の転職を検討するなら3級からでよいものの、経理の仕事をしたいなら2級の取得をおすすめします。

FP(ファイナンシャル・プランナー)

FPの資格を取得すると、お金に関する知識を幅広く身につけられます。
FPの主な業務は「顧客の資金計画の相談やアドバイス」です。

保険会社の営業職が保有しているイメージが強い資格ですが、保険だけでなく税金やローンなどについても学べます。
1級・2級・3級とありますが、転職のためならまずは3級を取得しておきましょう。
金融関係の企業に転職したいのならば、2級まで目指しておくとよいでしょう。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)

MOSはマイクロソフト社の「Word」「Excel」などのソフトに関する操作スキルを証明する国際資格です。
求人サイトには「Wordで簡単な文書作成ができること」「Excelで簡単な表計算ができること」などが条件になっていることがあります。
しかし、「簡単な」がどの程度のスキルを指すのかわからないという方もいるでしょう。

そこでMOSの資格を取得しておくのです。
マイクロソフトオフィス製品の扱いに長けていることを客観的に証明できるため、スキルをアピールしやすくなるメリットがあります。

ITパスポート

ITパスポートは、経済産業省認定の国家資格です。
ITに関する基礎的な知識・用語・システム構成・ネットワーク・データベース・AIなど幅広い領域にわたる知識やスキルを証明できます。

しかしIT関連企業への転職において、無資格者よりも有利に働くことはあるものの、知識としてははじめの一歩と扱われる傾向があります。
そのため、転職後に専門性を高めたいのならば、より上位の資格を狙っていくとよいでしょう。

IT情報セキュリティの知識に特化したい場合は「情報セキュリティマネジメント試験」を、プログラマーやエンジニア志望であれば「基本情報技術者試験」がおすすめです。

秘書検定

秘書検定はその名のとおり、秘書としてのスキルや知識が問われる試験です。
コンセプトは「人柄育成」とされ、資格取得によって以下の知識やスキルが身に付きます。

  • 社会人に必要な一般常識
  • ビジネスマナー・話し方・所作などのスキル
  • 経営管理に関する知識
  • スケジュール管理や書類作成などの各種サポートスキル
  • 秘書に必要なスキルや心構え

なお3級・2級・準1級・1級と分かれており、2級以上が転職に有利となります。
一般企業では歯科衛生士とは異なるビジネスマナーが求められるため、接遇に自信がない方は取得しておくとよいでしょう。

転職に失敗しても歯科衛生士に戻れる

ここまで歯科衛生士の転職について解説してきました。
未経験の分野は転職のハードルが高く感じると思います。
しかし、目的を明確にして早期から入念に準備しておけば、成功する確率はあがるでしょう。

また、もし転職に失敗しても歯科衛生士の資格がなくなるわけではありません。
異業種が合わないと感じれば、歯科衛生士に戻ればよいのです。

そのため、今歯科衛生士として働くことに少しでも不満があるのなら、一度別の職種にチャレンジしてみるのもひとつでしょう。

歯科衛生士からの転職は可能

歯科衛生士は国家資格で安定していると思われがちですが、さまざまな理由で転職を検討する方もおられます。
転職先には資格の強みを活かせる企業があれば、まったくの異業種もあります。

転職先に何を求めるかによりますが、ご自身がもっとも重視する条件は何かを明確にし、あせらず転職活動をしてください。

ハモNAVIでは、歯科業界に詳しいスタッフが転職をサポートしています。
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監修者

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長谷 麻央

株式会社ハーモニック キャリアアドバイザー

《略歴》

タレントマネージャーとして5年の経験を積んだ後、
看護師専門人材紹介コーディネーターとして13 年間務める。

2021年から現在にかけて、ハーモニックでキャリアアドバイザーとして多くの求職者に貢献中。