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【歯科衛生士を目指している方必見!】三大業務と仕事の魅力

2023/10/30 歯科衛生士の方向け
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歯や口腔の健康は、健やかな食生活を送ったり楽しく会話したりするうえで非常に重要です。
そんな歯の健康に関わる歯科業界にはさまざまな職種があり、歯科衛生士もそのひとつです。

この記事では、歯科衛生士の仕事内容や向いている人の特徴、また就職先について解説していきます。
歯科業界に興味があり、どのように歯科衛生士を目指していけばよいのか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

歯科衛生士の三大業務

歯科衛生士の仕事は、歯科予防処置と歯科診療補助、そして歯科保健指導の3つです。
これらの業務内容について、詳しく掘り下げていきます。

①歯科予防処置

三大業務の1つ目は「歯科予防処置」です。
歯科予防処置とは、歯を健康に保つためにさまざまな処置を施すことで、代表的なものでは歯垢や歯石の除去、フッ素の塗布といった業務があります。
虫歯や歯周病は人が歯を失う大きな原因ですので、これらを予防し人々の健康を守るのは歯科衛生士の重要な役割です。

また、歯科予防処置は歯科医師や歯科衛生士のみが行うことができるという点で、あとの2つの業務とは違いがあります。

②歯科診療の補助

三大業務の2つ目は「歯科診療補助」です。
歯科診療補助とは、歯科医師の診療のサポートや、器具および薬品の準備といった、文字通り診療の補助となる業務です。
歯科医師と連携し、患者さんが感じる痛みを極力減らすなど、負担を抑えたスムーズな治療を目指します。
診療をサポートするためには、器具や薬品の名前と場所を覚えることはもちろん、他スタッフの位置関係を考慮して動く必要があります。

また、患者さんの様子にも気を配りつづけなければなりません。
患者さんが安心して診療を受けられるように、痛みは強くないか、疑問に思っていることはないかなどを声掛けによって確認します。

歯科衛生士でも行える相対的歯科医行為

歯科医師にのみ認められている医療行為がある一方で、歯科医師の監視下であれば歯科衛生士が行っても問題ない行為があります。
これを「相対的歯科医行為」といいます。
たとえば、表面麻酔を口内に塗布したり、ホワイトニングを行ったりするのは相対的歯科医行為です。
歯科予防処置の項目で触れた、歯垢や歯石の除去もこれにあたります。

注意すべきは、歯科医師がいない状況でこれらの業務を行った場合、違法行為となってしまうということです。
相対的歯科医行為は、必ず歯科医師の指示を受けたうえで実施することを徹底しなければなりません。

関連記事「歯科衛生士はやめとけ?気になる仕事の全貌を解説

③歯科保健指導

三大業務の3つ目は「歯科保健指導」です。
歯科保健指導では、患者さんの口内を健康に保つことを目的として、歯の磨き方の指導や食生活のアドバイスを実施します。
口の中の状態や生活習慣は、年齢層やライフスタイルによって異なるので、目の前の患者さん一人ひとりに合った指導を実施する必要があります。

歯科衛生士の仕事の魅力

歯科衛生士は、患者さんの歯の健康を守るという仕事の性質上、感謝の言葉を直接受け取る機会が多く、やりがいを感じられる点が魅力です

また、歯科医院の数は全国的にとても多いので、つねに歯科衛生士の求人が豊富にあります。
一度資格を取ってしまえば、都会でも田舎でもご自身の都合に合わせて働きつづけることが可能です。

さらに、歯科衛生士は国家試験合格者だけがなれる専門職ですので、安定した収入が得られることも魅力の一つです。

関連記事「歯科衛生士の需要は高い?その理由と魅力を徹底解説

歯科衛生士に向いている人

ここからは、歯科衛生士に向いている人の特徴を紹介します。

①コミュニケーション能力が高い人

歯科衛生士に向いているのは、コミュニケーション能力が高い人です。
歯科衛生士は、歯科医師や他スタッフと連携しながら、チームで患者さんの診療を進めます。
その際、情報共有や治療中のサポートを的確に行うために、各スタッフが円滑にコミュニケーションをとることのできる環境が必要です。
よって、普段からコミュニケーションをとって良好な関係を構築しておくことが求められます。

また、患者さんに対して説明をするときには、専門用語は避けてわかりやすい言葉を選ぶ必要があります。
院内の連携と、患者さんとの関係性、いずれも良好に保つためには高いコミュニケーション能力が必要不可欠なのです。

②細かい作業を行う忍耐力がある人

歯科衛生士は患者さんの口の中という小さな範囲内で作業する必要があるので、細かい作業に長時間向き合う忍耐力がある人にも向いています。
該当の歯にピンポイントにアプローチしていく手先の器用さと、毎日何時間も細かい作業をこなせることが、歯科衛生士として働くためには欠かせません。

もし細かな作業を苦手としている場合、仕事にストレスを感じる機会が多く、勤務しつづけるのが困難になるでしょう。

歯科衛生士の主な勤務先

令和2年に実施された厚生労働省の調査によると、歯科衛生士の90%以上が診療所に就職しています。
その他の就職先としては、病院や市町村保健センター、福祉施設、一般企業などが挙げられます。

病院や企業といった規模が大きい組織に勤めるのが合う方もいれば、規模が小さい歯科医院のほうが働きやすい方もいるでしょう。
歯科医院にもそれぞれのカラーがありますので、ご自身の価値観に合う職場を探してみてくださいね。

関連記事「歯科衛生士が病院勤務をするメリット・デメリットを解説

参照元:令和2年衛星行政報告例(就業医療関係者)の概況‐厚生労働省

歯科衛生士になるには

歯科衛生士国家試験の合格者だけが、歯科衛生士として働くことができます。

ここからは、国家資格取得までの流れを説明します。

国家資格取得の流れ

まず歯科衛生士養成施設において指定の学校カリキュラムを履修し、歯科衛生士国家試験の受験資格を得ます。
歯科衛生士養成施設とは、主に歯科衛生士の専門学校や短期大学、大学のうち厚生労働大臣の指定を受けた教育機関のことです。
それらの学校で必要なカリキュラムを修めて、卒業することで受験資格が得られます。
国家試験の受験に際して年齢の制限はありません。

試験はマークシート形式で、「人体の構造と機能」や「歯・口腔の構造と機能」、「歯科予防処置論」など9科目あり、実務で必要になる知識について幅広く問われます。

歯科衛生士国家試験の合格率は毎年90%を超えていますが、決して難易度が低いわけではありません。
受験資格を要する試験なので、そもそもの受験者のレベルが高いことが現状の合格率の背景にあります。
言い換えると、専門機関で一定の教育を修了し、しっかりと勉強すれば9割以上の人が突破できる試験だといえるでしょう。

関連記事「歯科衛生士の国家資格はどのように取る?試験の難易度や対策方法を解説

歯科衛生士の仕事内容は、患者さんの歯の健康を守ること

歯科衛生士の三大業務とは、「歯科予防処置」「歯科診療補助」「歯科保健指導」です。
これらの業務を通して患者さんの歯の健康を守っています。
患者さんと対面する働き方になるので、感謝の言葉を直接もらう機会も多く、やりがいの大きい仕事だということがご理解いただけたかと思います。
本記事で紹介した仕事内容に魅力を感じられた方は、歯科衛生士を目指す選択肢を持ってみてはいかがでしょうか。

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監修者

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長谷麻央

株式会社ハーモニック キャリアアドバイザー

《略歴》

タレントマネージャーとして5年の経験を積んだ後、
看護師専門人材紹介コーディネーターとして13 年間務める。

2021年から現在にかけて、ハーモニックでキャリアアドバイザーとして多くの求職者に貢献中