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認定歯科衛生士になるメリットとは?資格取得の難易度や種類も紹介

2024/01/23 歯科衛生士の方向け
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「認定歯科衛生士を目指すメリット・デメリットは?」
「認定歯科衛生士になるためにやるべきことが知りたい」
「歯科医院にとって認定歯科衛生士がいるメリットとは?」
近年、高い人気を誇る医療職のひとつ、歯科衛生士。

本記事では、認定歯科衛生士に関する冒頭の疑問について、詳しく解説していきます。
転職を考えている歯科医や歯科衛生士の方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも認定歯科衛生士とは?

認定歯科衛生士は、歯周病の予防と治療を効率的かつ的確に行い、国民全体がその長期的な利益を享受できるようにすることを目的としています。
彼らは認定歯科衛生士試験に合格した歯科衛生士であり、専門的な知識と技術を持っています。

病気の早期発見を通じて歯周病の進行を防止し、患者の口腔健康を維持するために重要な役割を果たしているといえるでしょう。

認定歯科衛生士になるためにやるべきこと

次に、認定歯科衛生士になるためにやるべきことを解説していきます。
認定歯科衛生士であれば、日本歯周病学会がとりしきる認定歯科衛生士試験をクリアする必要があります。
認定歯科衛生士制度は、平成17年に発足し、今では1,000名以上が認定されています。

ここからは、2つの観点からさらに深く解説していきます。

認定歯科衛生士の資格取得の難易度

認定歯科衛生士の資格取得は、試験の合格率自体は80〜90%とされています。
しかし、試験を受けるまでの難易度が非常に高く「難易度の高い認定資格」といわれています。
当然、専門的な知識と技術を要するため、試験に合格するためには高いレベルの準備と努力が必要です。

候補者は幅広い口腔衛生学や歯周病に関する知識を習得し、実践的なスキルを磨く必要があります。
そのため、認定歯科衛生士の資格は、一般的に難易度の高い認定資格として認識されています。

認定歯科衛生士の資格の種類

認定歯科衛生士は、そのなかでも3種類に認定が分類されています。

認定歯科衛生士の資格一覧

  • 認定分野A:本会の生涯研修制度における研修履歴に基づき、受講者基準を満たすと認定研修の受講資格者となる。
  • 認定分野B:歯科医療の特定の専門分野において高度な知識・技術を必要とする分野であり、関連する専門学会等との連携により特定する分野。
  • 認定分野C:研修指導者・臨床実地指導者等講習会を修了し、日本歯科衛生士会の認定歯科衛生士制度における認定分野Aまたは認定分野Bのうち1分野以上の認定証を有する方が対象。

なお、各分野の概要は、認定歯科衛生士制度を発足した日本歯科衛生士会から一部抜粋しています。

認定歯科衛生士を目指すメリット

ここからは、認定歯科衛生士を目指すメリットを解説していきます。
主なメリットは以下の3つです。

認定歯科衛生士を目指すメリット

  • キャリアアップにつながる
  • 昇給の可能性が高まる
  • 転職活動がスムーズに進む

それぞれ見ていきましょう。

メリット①キャリアアップにつながる

認定歯科衛生士を目指すことは、キャリアアップにつながるメリットがあります。
認定資格を持つことで、専門性が高まり、歯科衛生士としての信頼性と価値が向上します。
これにより、より幅広い職場や専門的なポジションへの就職や昇進の機会が得られるでしょう。

また、認定歯科衛生士は専門知識を持つため、給与水準や待遇面でも優遇されることがあります。
さらに、キャリアの面での成長だけでなく、患者への高品質な歯周病ケアを提供することで、個人的な満足感と充実感も得られることでしょう。

メリット②昇給の可能性が高まる

認定歯科衛生士を目指すと、昇給の可能性が高まります。
認定資格を持つことで専門性が認められ、労働市場での競争力が向上し、その結果給与水準が上昇する可能性があるわけです。

また、認定歯科衛生士は高度なスキルを持つため、クリニックや病院での責任あるポジションに就く機会も増えます。
これにより、責任手当やポジション手当などの追加報酬も期待できるでしょう。

認定資格を持つことは昇給の道を開くひとつの手段といえます。

メリット③転職活動がスムーズに進む

認定歯科衛生士を目指すと、転職活動がスムーズに進むメリットがあります。
認定歯科衛生士の資格を持つことで、求人市場での競争力が高まります。
また、専門知識やスキルが認められるため、希望する職場や条件に合った求人情報を選ぶ余地が広がります。

さらに、認定資格は経験や給与面でもプラスの要素となり、転職先での条件交渉にも有利に働くでしょう。
認定歯科衛生士の資格を持つことで、転職活動を成功させる可能性が高まります。

認定歯科衛生士を目指すデメリット

認定歯科衛生士を目指すデメリットとして、資格取得までに時間と費用がかかることがあります。
認定資格を取るためには、一定の講義や実習を受ける必要があります。
これには時間と労力が必要であり、既存の仕事や学業との両立が難しい場合も。

また、講義や実習料などの費用もかかるため、経済的な負担も考慮しなければなりません。
資格取得までの時間と費用を十分に計画し、効果的に取り組む必要があります。

歯科医院にとって認定歯科衛生士がいるメリットとは

最後に、歯科医院にとって認定歯科衛生士がいるメリットとは何かを見ていきましょう。
雇い主視点でのメリットを知っておくことで、実際に認定歯科衛生士として働く際に役立つでしょう。
ここでは、以下の3つを紹介します。

歯科医院に認定歯科衛生士がいるメリット

  • 歯科医院の信頼度が上がる
  • 働きやすい環境が作れる
  • 歯科医院のアピールポイントになる

それぞれ解説していきます。

歯科医院の信頼度が上がる

認定歯科衛生士がいることで、歯科医院の信頼度が上がります。
認定資格を持つ衛生士は、高い専門知識とスキルを持っており、患者への適切なケアが行えます。
これにより、治療の信頼性や質の高さを感じてもらいやすくなり、患者が歯科医院を選ぶ際に有利になるでしょう。

また、認定衛生士の存在は、歯科医院のプロフェッショナリズムや専門性の証となります。
信頼度の向上は患者の満足度や口コミにもつながり、歯科医院のビジネス成果にも寄与します。

働きやすい環境が作れる

認定歯科衛生士がいることで、歯科医院は働きやすい環境を作ることができます。
認定衛生士は高い専門知識とスキルを持っており、チーム内で協力し合いながら効率的な業務を行うことができます。
これにより、スタッフの負担が軽減され、結果として働きやすさが向上するわけです。

さらに、認定資格を持つ衛生士は自身のスキルアップにも積極的であり、継続的な学習と成長が期待できます。
働きやすい環境はスタッフの満足度や定着率にも影響し、結果として歯科医院の運営にプラスの効果をもたらします。

歯科医院のアピールポイントになる

認定歯科衛生士がいることは、歯科医院のアピールポイントとなります。
認定資格を持つ衛生士は高い専門知識と技術力を持ち、患者に高品質なケアを提供できます。
これにより、歯科医院は他と差別化され、優れた歯科ケアの場としてアピールできるわけです。

患者は信頼できるプロフェッショナルの存在に魅力を感じ、歯科医院を選びやすくなるでしょう。
また、認定資格は地域や市場での競争力を高め、患者の受診意欲や信頼度を向上させる効果も期待できます。

認定歯科衛生士を目指すメリットはキャリアアップ・昇給・転職のスムーズさ

今回は、認定歯科衛生士を目指すメリットについて解説してきました。
認定歯科衛生士を目指すことは、キャリアアップと昇給、転職のスムーズさにつながります。
認定資格を持つことで、自身のスキルや専門知識が認められ、給与や役職の向上につながる可能性もあります。

さらには、ほかの歯科医院や医療機関への転職もスムーズになるでしょう。
認定歯科衛生士の資格は、業界での信頼性を高めるとともに、キャリアの幅を広げるチャンスになってくれます。

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監修者

監修者の写真

長谷麻央

株式会社ハーモニック キャリアアドバイザー

《略歴》

タレントマネージャーとして5年の経験を積んだ後、
看護師専門人材紹介コーディネーターとして13 年間務める。

2021年から現在にかけて、ハーモニックでキャリアアドバイザーとして多くの求職者に貢献中